今年は猛暑。80年先は もっと暑い ??
- 2016年08月25日
- 健康管理(倉)
こんにちは、保健師の倉です。
北九州では、今週末にようやく雨が降りそうですね。
来週は少し気温が下がるようです。
先日、各社新聞に「21世紀後半 重労働は夜だけに?」という
見出しの記事が出ておりました。
筑波大の研究チーム所属の
鈴木・パーカー・明日香 立正大助教によると、
2090年代には日中の暑さ指数(WBGT値)が上昇するため、
熱中症のリスクの比較的低い時間が 減ってしまうそうです。
WBGT値25度を下回る1日の時間は
<大阪>
2000年代 3.3時間→2090年代 1.0時間
<東京>
2000年代 5.1時間→2090年代 2.0時間 に。
WBGT値25度を下回る時間帯がない日(日中ずーっと暑い日)も
増えるとの予測でした。
数十年後は、
日中の暑すぎて作業ができなければ、夜間に・・となるのでしょうか??
「経済成長が続き、
21世紀末の温室効果ガス濃度が 20世紀末の2倍になる」との想定を基にした、
東京と大阪での研究の結果ですので、
都市構造の異なる地域で、安易に当てはめることはできませんが、
今でもこんなに暑いのに・・とゾッとします。
この暑さ指数(WBGT値)は
25度以上が日常生活での暑さの警戒レベルとされています。
身体作業レベルに応じた、WBGT基準値は、
厚生労働省のホームページに載っていますので、ぜひご参照下さい。
分かりやすいパンフレットも掲載されています。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/090630-1.html
暑さ寒さも彼岸まで。
あと1ヶ月、体力を保って、乗り切りましょう!!