高齢者の能力の過信
- 2019年05月20日
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高齢者の運転による事故が社会問題となっています。高齢者の特徴として自分の能力が低下しているにもかかわらず、それを自覚しておらず、能力を過信していることが、事故を引き起こす要因の1つになっていると考えられています。産業現場で起こる高齢者の労災事故についても同じことがいえます。自分の能力が若い時に比べ低下しているにも関わらず、若い頃の感覚で起こした行動が思わぬけがや事故につながっているケースが多く見られます。若い時には何でもなかったような段差につまづいてしまうことなどはその典型例です。こうして考えると、自分の老いを自覚することも労働災害を防止する1つの鍵になるといえそうです。かくいう私にも、間もなくしてブーメランのように返ってくる教訓ではありますが。