福岡労働局が１１月２０日（水）を県内一斉ノー残業デーと定め、県内の企業にその実施を呼び掛けています。水曜日をノー残業デーに定めている企業は比較的多いですが、うまく機能していない現状があり、行政から呼び掛けを行いその実施率の向上をねらったものと思われます。弊社はといいますと、特にノー残業デーは定めていませんが、ワークライフバランス重視の立場から、山口保健師には残業をさせず定時で退社してもらうようにしています。

先日ある現場に職場巡視で伺った時のことです。事務所に入りますと中は暗くて、とてもタバコ臭い状況でした。事務所の方々は少しあわてた様子でしたので、何か非常事態が起こったと感じました。事務所には元々喫煙室が設置され分煙はできていたはずなのに、どうしてタバコ臭いのか当初分からなかったのですが、その原因はすぐさま分かりました。どうも当日は突発で停電になっていたようで、喫煙室の換気扇が回らず事務所の中にタバコの煙が流れてきていたようでした。現場の方々は事務所がタバコ臭いことよりも生産がストップしてしまうことに頭を悩ませていたようですが。

太っていて、糖尿病や高血圧、脂肪肝、睡眠障害などがある人は治療が必要になる。｢肥満症｣という病気。9月に国内で初めての脂肪の吸収を抑えるタイプの新薬、セチリスタットが承認されました。厚労省の調査によるとBMI25以上の肥満は全国民の24.7％。特に男性の30～60代はBMI25以上の割合は30％を超えています。日本肥満学会は2011年、BMI25以上の｢肥満｣に加え、糖尿病や脂質異常症、痛風等の11の肥満に関連する病気があり、CT画像で腹部の断面咳のうち内臓のまわりについた脂肪の面積が100平方センチ以上あれば｢肥満症｣として治療が必要とする診断基準を作っています。
食事制限等でも肥満が続けば薬による治療の開始となります。新薬の治療対象者となる患者は2型糖尿病と脂質異常症があり、食事療法と運動療法を行っていても十分な効果が得られない肥満症（BMIが25kg/m²以上の場合）に限って使用することができます。
減量は食事療法、運動が基本であると思いますが、ライフスタイルの見直しを行っても減量できないという方は、内服による治療も必要なのかもしれませんね。

１１月に入り今年もあと残り２か月となりました。すでに忘年会の予定も１つ入ったところです。インフルエンザの予防接種については各社に推奨しているところですが、最近は会社や健康保険組合が接種費用を補助しているところも増えてきています。今のところ流行の情報は入ってきていませんが、早めの接種をお願いいたします。