スマホ難聴
- 2019年03月05日
- 健康管理
こんにちは。保健師の宮本です。
3月3日は耳の日でした。
WHO(世界保健機関)はスマートフォンで音楽を鑑賞することが影響で難聴の恐れとなる人が、将来的に世界で11億人となることを発表しました。
聴力を守るためにスマートフォンなどで音楽を鑑賞する場合は「1日1時間以内」に控えるべきだとする指針を出しています。
さらに「100デシベルの騒音なら15分以内」。
100デシベルは「電車が通るときのガード下の騒音」程度に相当します。かなり大きな音ですね。
難聴は初期には自覚症状がなく、早い時点で自分で気づくことが難しいようです。
初期の自覚症状に乏しい難聴ですが、まず耳鳴りには注意が必要です。
耳鳴りは、耳の奥の内耳の細胞が損傷しているサインです。
さらには、体温計の「ピピピ」という電子音が聞こえなかったり、人の話を聞き返すことが増えたりした場合も、注意が必要です。
一度失った聴力を回復することが非常に難しいと言われています。
また、聴力が低下してくると、仕事にも悪影響を及ぼすことになります。
注意力が低下したり、大事な指示が聞こえていなかったりなど、作業効率にも影響してきます。
まれなケースかもしれませんが、睡眠中にイヤホンをつけ、朝まで音楽を流したままで、起きたら耳が聞こえづらくなっていたということもあるようです。
将来的にも十分な聴力を維持するためにも、できる限りのリスク回避が必要となりますので、思い当たる方はご注意ください。