冬の大敵!椎間板ヘルニア③
- 2014年12月02日
- 健康管理(宮本)
保健師の宮本です。
今週に入って一段と寒くなりましたね。
さすがに防寒具の必要性を感じ、作業着の上からも着れそうな仕事着用防寒具を探しております><
先々週から連続してお伝えしている椎間板ヘルニア。
よく耳にするのは激しい腰の痛みではないでしょうか?
実は、発症部位によって腰痛以外にも様々な症状があるんです。
今週は椎間板ヘルニアの症状に焦点を当てていきます!
例えば代表的な症状は以下のものが挙げられています。
● 足の痛み(片足)
:お尻から足にかけ、激痛があります。これは咳やくしゃみがきっかけに出る人が多いようです。ヘルニアが大きいと両側に症状が出ることも・・
● 坐骨神経痛(*):脊髄や神経が圧迫されることで発症します。
● 腰痛
● 腰から足先にかけてしびれや痛み
● 感覚障害(足の感覚が鈍い、など)
● 冷感(冷え)
● 筋力の低下
● 排尿障害(重症の場合) など
これらの症状は他の原因によっても起きますので、当てはまったからといって椎間板ヘルニアと断定することは難しいです。
しかし「座り仕事だから腰が痛いだけ」「冷え性だから手足が冷たい」などと素人考えで放置していると、ますます酷くなる一方です。
下の症状に1つでも当てはまる方は、念のため受診しレントゲンやMRIなど映像情報から最終的な診断をして頂いた方が良さそうです。
□ 立っているとすぐ辛くなる
□ ちょっとの時間(15分程度)でも椅子に腰掛けているのが辛い
□ 30分以上歩くと腰が痛くなる
□ 足にビリビリ・ピリピリした痛みを感じる(放散痛)
□ 前かがみの姿勢で痛みが強くなる
□ 足の一部に触ると感覚が鈍い
□ 座った状態から立ち上がるのが辛い
□ 膝を伸ばした位置での足の上げ下げがきつい
□ 尿の出が悪い・頻尿・便秘・インポテンツなど(重症の場合)
次回は遂に椎間板ヘルニア最終回!
予防についてお話します。お楽しみに!
≪余談ですが≫
椎間板ヘルニアの症状として現れる「坐骨神経痛」とは・・
病名ではなく、その症状を指します。
坐骨神経痛の主な症状はお尻や足へのピリピリとした痛み(放散痛)ですが、その他にもお尻、太ももの裏側、膝下の外側や後ろ、足の甲あたりまでのしびれ・ズキズキとした痛みなどが挙げられます。