なぜ労災隠しをしてしまうのか
- 2014年09月08日
- 安全
労災隠しはまぎれもない犯罪ですが、それが分かっていながら、なぜしてしまうのでしょうか。理由として以下のようなことが考えられます。
・公共事業の入札指名業者から外されてしまう。
・元請けや取引先から受注を停止される。
・行政、元請け、上司等からの指導が入る。
・不法就労、偽装請負、違法派遣等が発覚する。
・軽いケガが時間が経つにつれ治療費が膨らみ、報告の時期を逸する。
・工事や操業が止まり、工期や納期に影響が出る。
・メリット制の関係で労災保険料が上がる。
このような理由からは、特に建設業などにおける産業構造上の問題も浮かび上がってきますが、いずれにせよ現場でケガが発生した場合は、速やかに報告、連絡、相談をしましょう。