パワハラ相談 最多5万件超
- 2013年06月07日
- メンタルヘルス
労働局に寄せられた、職場のいじめ・嫌がらせ(パワハラ)が平成24年度初めて5万件を超えました。
これは過去最多です。
前年度までは「解雇」にまつわる相談が最も多かったのですが今年度は「パワハラ」が最多でした。
「パワハラ」の概念が広まったためと分析されています。
相談は従業員からが多いものの使用者側からの相談もあります。
パワハラの定義は次の6型です。
① 脅迫などの「精神的な攻撃」
② 無視などの「人間関係からの切り離し」
③ 仕事の強制などの「過大な要求」
④ 暴行などの「身体的な攻撃」
⑤ プライベートに立ち入るなどの「個の侵害」
⑥ 仕事を与えないなどの「過小な要求」 (以上産経新聞H25.5を参照)
型が定義されたことで、判断が早くなった利点もあります。
しかし相談する側される側、共に多大な時間と労力がかかっており、相談後もその状態は変わらないようです。
相談する段階ではすでに普通の会話が難しい状態であることが多いようです。
労働局に相談するずっと前の段階で、相談する側される側双方が、自分の言葉で話し、考えや思いについて、それぞれの考えを聞くことが大切です。
普段のコミュニケーション、話をする・聞く場の設定が求められます。 (N・H)