遺伝子研究の産業保健現場への応用
- 2014年02月24日
- 活動報告
先週末に上記のテーマで日本産業衛生学会九州地方会主催の研修会が行われましたので、参加してきました。熊本大学の加藤教授は労働者の遺伝子解析結果の産業保健への応用の可能性について、またSUMCO社産業医の彌冨先生は労働者の遺伝子解析結果に基づく特定保健指導の成果について、それぞれお話をされました。遺伝子情報は究極の個人情報と言われているだけに、同情報をもとに産業保健が進められるようになるまでにはまだ少し時間がかかりそうですが、労働者の遺伝子情報は適正配置を検討する際の理論的根拠として活用されるような時代が来るかもしれません。遺伝子研究のさらなる進歩により、産業保健が大きく変わっていく可能性を秘めていることを示唆する研修会でした。