睡眠とエアコン
- 2017年07月11日
- 健康管理
こんにちは。保健師の宮本です。
九州北部、先週は数十年に一度といわれる豪雨でしたね。
そうかと思えば、その後は、毎年今頃はこんなに暑かったっけ?と思うくらいの蒸し暑い日が続いています。
そうなると夜も寝苦しくなってきます。
そこで、エアコンをつけて寝ると快適に寝られますが、朝、身体がだるくないですか。
そのだるさはエアコンが影響しているかもしれません。
エアコンで体がだるくなる原因は何でしょうか。
睡眠中は人間にとって身体全体の温度を下げて、機能を休める大切な時間です。
エアコンの中での睡眠は、皮下表面の温度が下がったままで冷気にさらされてしまい、自律神経系の乱れに繋がるそうです。
特に目覚める前の明け方に冷えすぎてしまうのが、朝のだるさの原因と考えられるようです。
寝付きはエアコンをつけて、途中タイマーで切れるようにしていても、夜中に暑くて目が覚めることもあります。少し高めの温度で朝までつけておくということもよいようですが、それでも朝起きてだるいと感じるのは冷えすぎです。
その時は
◆エアコンの設定温度を0.5~1℃上げてみる
◆送風の強さを下げる
◆除湿モードを使う
◆タイマーが切れる時間を30分~1時間早めてみる。(朝方に向けて寒くないように)
◆吸湿性の良い長袖・長ズボンの寝着を使う(体表を冷やさないように)
などが対策としてできそうです。
ちなみに寝るときにタイマーをつけるのなら、寝付きだけのわずかな時間だけでなく、ノンレム・レム睡眠が1~2サイクル含まれる間で、時間で言うと3時間程度は必要であるという報告もありました。
暑い時期が続きますが、自分にあった快適な環境を整えられるといいですね。