飲酒と脱水
- 2017年12月12日
- 健康管理
こんにちは。保健師の宮本です。
12月に入り、忘年会シーズンとなり飲酒の機会も増えている方も多いと思います。
ところで、飲酒後に喉が渇くことはないですか?喉の渇きは、脱水症状のサインです。
最近は、二日酔いなど飲酒後の体調不良の予防のために、チェイサーとしてお酒と一緒に水分を摂る人も増えてきました。
アルコールには利尿作用があります。それによって身体が脱水を起こし、血栓や尿管結石、痛風のリスクを高めてしまうと言われています。
飲酒後に水分補給をしないと、血液が濃縮し、血栓ができやすくなります。血栓ができると脳梗塞や心筋梗塞につながることとなります。また、アルコールによって尿酸値が上がり、尿管結石や痛風発作を起こしやすくなります。
ということで、飲酒後は水分補給が必要です。
飲酒後だけでなく、飲酒中も水分を摂ることで、脱水しにくくなるようです。
水を飲みながらお酒を飲むことでアルコールを中和し、体内の代謝を活発にさせることで、悪酔いを防ぎます
寝る前や起床後もコップ1杯程度は飲むとよいです。寝ていて喉が渇いたときにすぐに水分がとれるよう、枕元に飲みものをおいておくといいですね。
水分といっても、清涼飲料水(ジュース)などは中性脂肪や血糖値を上げるため、注意が必要です。また、カフェインが入っているお茶は同じく脱水になりやすいので、水分補給という意味ではあまり効果がありません。お茶の場合はカフェインの少ない麦茶や玄米茶が良いようです。
今後の飲み会の時には是非参考にしてみてください。