清涼飲料水の摂りすぎにはご注意を
- 2013年07月24日
- 活動報告
こんにちは。保健師の山口です。気温も35℃を超えることもあり職場の皆さんは熱中症には敏感になっているのではないかと思います。夏バテで冷たい飲み物をたくさんとってしまいますね。夏になると清涼飲料水を飲む機会が増えると思います。さっぱりしますしね。
しかし炭酸飲料は注意が必要です。
炭酸飲料は、炭酸によって甘味が抑えられているので糖分が多く含まれています。炭酸飲料には角砂糖が平均で16個分、ジュース類には13個分、スポーツ飲料には8個分の糖分を含むものが多いと言われています。
砂糖やブドウ糖が体内で燃焼するときには、触媒としてビタミンB1が必要となるため、体内のビタミンB1が消費されるのです。暑い季節には体内の糖を燃焼させるビタミンB1が他の季節の2~3倍消費され不足がちとなります。ビタミンB1が不足すると、糖分はエネルギーに変わらず疲労物質である乳酸となり、夏バテを引き起こします。
清涼飲料水を飲みすぎるとどうなるか・・・。
夏に不足しがちなビタミンB1をさらに消費させ、糖分の摂りすぎによって疲労物質がどんどんたまってしまうのです。ちなみに、ビタミンB1が多く含まれる食品は豚肉、ウナギ、カツオ、豆類など。ニンニク、ネギ、ニラなどアリシンを含むものと一緒に食べると、ビタミンB1の吸収がぐんと良くなります。
・清涼飲料水の飲みすぎない
・ビタミンB1の入った食材を摂取する
ハード面だけでなく、ソフト面からも夏バテ・熱中症対策行っていきましょう。