女性の大敵!冷え症 ①
- 2016年12月06日
- 健康管理(宮本)
保健師の宮本です。
今年も残すところひと月となりました。
年末で慌ただしくしているうちに、あっという間に2017年が到来していそうです><
さて先週予告していた通り、今週は今の季節にちなんで「冷え症」をテーマに選んでみました。
ちなみに、私の長年の悩みだったりもします。
冷え症って病気?
西洋医学上の定義では、「体のほかの部分はまったく冷えを感じないような温度でも、手、足、腰、背中、ひざなど特定の部位のみが特に冷たく感じるもの」とされています。
検査をしても異常が認められないため、体質だからと諦めている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ただの冷え症と思っていると大間違い!
冷えに伴って頭痛やめまい、立ちくらみ、肩こり、腹痛、食欲不振、肥満、膀胱(ぼうこう)炎、むくみ、便秘、下痢、生理痛などを引き起こす場合も少なくありません。
なぜ冷え症は女性に多いの?
①自律神経のバランスを崩しやすい
女性には生理や排卵などの周期があり、ホルモンの分泌は常に複雑に変化しています。
ホルモンと自律神経はお互いに影響しあっているので、自律神経もバランスを崩しやすいようです。
②熱を作り出す筋肉が少ない
女性の体は、男性よりも筋肉量が少なく脂肪の割合が多いのが特徴です。
(標準体脂肪率:男性 約13%~23% 女性 約17%~27%)
体温の約4割は筋肉を使うことにより発生するといわれていますが、筋肉量の少ない女性は熱の生産量も少なく冷えやすいのです。
最近では若い男性の冷え症が問題視されていますが、この部分に原因があるのかもしれません。
③低血圧や貧血
体の熱は、心臓から送り出された血液が体中に循環することによっても得られます。
女性の下腹部には子宮や卵巣などの臓器があるため構造が複雑で、血液が滞りがちになります。
特に低血圧の人は心臓のポンプの力が弱いので、末端にまでなかなか行き届きにいです。
また、貧血になると新陳代謝が衰えてうまく熱を作ることが出来なくなってしまいます。
次回は「冷え症改善方法」についてお話します。
お楽しみに~!
【参考・引用】 健康豆知識 http://trivia-beans.com/index.html