動脈硬化
- 2013年05月08日
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こんにちは。保健師の山口です。
転職後、初の大型連休。暦どおりの休みの過ごし方を上手に習得していない為、今回は遠出することもなく、普段どおりの休日と同じように過ごしておりました。
平日はなかなか通えないヨガ教室にここぞとばかり入り浸っておりました。
縮こまった筋肉をしっかり伸ばしてきました!
さて、筋肉に関連した話題についてです。
座位体前屈で体が硬くなっている中高年では、動脈硬化の傾向が強くなるという研究が発表された。動脈硬化があると、心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患をまねきやすくなる。
国立健康栄養研究所などの研究グループによって行われ、学会で発表されました。
「動脈硬化」と「柔軟性」。一見何の関係もないようなこの二つにに果たして関連性はあるのでしょうか。
体が硬いと動脈も硬くなっているというのです。動脈の柔軟性は、動脈に存在するコラーゲンによって保たれているのですが、コラーゲンは糖にさらされるともにもろく硬くなっていきます。この硬くなったコラーゲンを取り除けば、そこに新しいコラーゲンが作られて修復されます。実は、このコラー ゲンを取り除く作業が、血管の周りにある筋肉を伸ばすことで行われるのです。筋肉が伸びると、それとともに血管も引き延ばさ れます。しかし、血管の周りの硬くなったコラーゲンはこの伸びに着いていけません。その結果、古いコラーゲンがはがれ落ちて、取り除かれるというわけなのです。 体の硬い人は、古くなったコラーゲンを取り除く機会がないの で、動脈も硬くなっている可能性が大きいのです。
これまで、ヨガやストレッチは、硬くなった筋肉をほぐしたり、縮んだ筋肉を伸ばしたりという運動面の効用のために行われていましたが、動脈の状態を良くするという面からも効用があるということがわかりました。
お風呂で身体を温めた後のストレッチも効果的なので、寝る前のリラクゼーションも含め5分程度でも行うといいかもしれないですね。 (S.Y)