冬の朝の目覚め
- 2018年01月23日
- 健康管理
こんにちは。保健師の宮本です。
今週は寒くなりそうですね。
そうなってくると、朝起きるのがつらい。2度寝してしまう。
そんな方も多いのではないでしょうか。
なぜ、特に冬になると朝起きるのがつらくなるのでしょう。
まず、寒い部屋よりも、布団の中が暖かくて快適であるということ。
適温の環境から、寒いところに行くことはつらいですよね。
また、冬場は日の出が遅く、夏場に比べて太陽の高さが低くなるため、太陽の光が弱いです。
基本的には朝起きたらまずカーテンを開けて日の光にあたることが必要です。
人間は光の刺激で覚醒し、体内時計を調整していきます。
しかし冬場は窓から差し込む光が弱くなり、朝覚醒しにくくなります。
さらに睡眠の質にも問題があります。
冬になると手足が冷たくなり、布団に入ってもなかなか寝付けない方もいるのではないでしょうか。
また、夜中に寒くて目が覚めてしまうこともあるでしょう。
人間は眠りにつく前に体がポカポカ暖かくなり、睡眠中は体温が下がります。
ところが、寒くて手足が冷たいままではこの体温の変化がスムーズにいかず、よい眠りが妨げられてしまいます。
良い目覚めをするためには・・・
■暖房器具のタイマー機能を活用する
起きる時間より少し前に暖房が入るようにしておくことで、布団の中と部屋の温度の差を少しでも小さくします。
■布団の近くに羽織るものを置く
暖かい布団の中から出るのは心身ともにストレスとなります。
温まった体が冷えないようにすぐに羽織れるものを置いておくといいですね。
■朝起きたら電気をつける
起床時刻にはまだ真っ暗という方が多いと思います。
少しでも光を浴びて体を覚醒させるために、まず電気をつけるようにしましょう。
■布団から出るときに体を動かす
朝から体を活動させるためには交感神経のはたらきを活発にする必要があります。
起きてしまう前から体を動かして、ウォーミングアップさせることが大切です。
目覚ましがなったら、布団の中で手足を動かしたり体を伸ばしたりして体を動かすことで副交感神経から交感神経へのスイッチを入れることが
できます。
寒い日はまだまだ続きそうですが、朝の目覚めが少しでも快適になりますよう、お試しください。