非感染性疾患
- 2021年08月06日
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こんにちは、保健師の倉です。
健康増進法では「生活習慣病」という言葉が用いられていますが
がん、心臓病、脳卒中、糖尿病などの発症には
生活習慣だけでなく、遺伝や環境など複数の要因が絡み合って関与しています。
糖尿病や痛風は「贅沢病」などと呼ばれていた時代もあり、
病気になった本人が悪い、コントロールできないのは自業自得
…などという偏見も残っているように感じます。
発症リスクを下げたり、病状悪化を予防したりするために、
個人任せにせず、職場でどのような環境を整えられるか検討しましょう。
仕出し弁当や自販機の中身を見直す、
座位時間を短くするなど
できることから取り組むことをお勧めします。
WHOは心臓病、脳卒中、がん、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などを
非感染性疾患(NCDs:Noncommunicable diseases)と呼んでいます。
SDGsにもNCDsの死亡者を減らす目標が掲げられていますし
生活習慣病より非感染性疾患の方が違和感なく使える用語だと思います。
詳細は下記のリンクをご参照ください。
WHO>Fact sheets>Noncommunicable diseases
日本語訳に変換してご一読ください。