世界COPDデー
- 2016年11月12日
- 健康管理(倉)
こんにちは、保健師の倉です。
昨日はJRが止まり、11万人の足に影響があったとのことでした。
行き帰りは大丈夫でしたか?
私もその1人でしたが、
その数字はどのように計算しているのでしょうか??
11月は
過労死等防止啓発月間
職業能力開発月間
乳幼児突然死症候群対策強化月間などなど…。
月々によって、いろんな安全衛生行事がありますね。
11月16日は世界COPDデーだそうです。
COPDとは慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)の略です。
慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれた病気の総称で
「タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入暴露することで生じた肺の炎症性疾患」です。
原因は喫煙や塵埃、大気汚染や化学物質など様々ですが、
喫煙がその90%近くを占めるといわれています。
多くが喫煙習慣を背景に中高年に発症する病気です。
40歳以上の喫煙経験者のうち、8人に1人はCOPDの可能性があるそうです。
推定患者数は500万人以上で、そのうち治療を受けているのは約26.1万人。
治療を受けている方の少ないことが分かります。
難しく並べましたが、
簡単にいうと、COPDとは、
肺の弾力が失われて、吸うのも吐くのも苦しくなる病気です。
症状を抑える薬はあっても
治す薬がないのがやっかいなところ。
将来、酸素ボンベを退きながら生活する…ということも考えられます。
「タバコが仕事中の唯一のリラックスタイム」とおっしゃる方も多いので
禁煙、禁煙と口うるさく言うわけにもいかず、
なかなか難しいところではあります。
私は、昔々、お付き合いしている方の誕生日か何かに、
禁煙本を渡したことがありますよ…。
今思えば、こちらの都合を押し付けた、いい迷惑です(笑)
マイコプラズマ肺炎なども流行っていますので、
肺のことについて、来週触れられたらと思います。
では、よい週末を。