服部産業医事務所の活動

マイコプラズマ肺炎

こんにちは、保健師の倉です。

先日、安全衛生委員会で、
マイコプラズマ肺炎の話題が挙がりました。
少し前にテレビでよく取り上げられていたようですね。

マイコプラズマ肺炎とは
「肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)」という細菌が原因の病気です。
幼児や若い人に感染しやすいといわれていますが、大人でも感染することはあります。
初期症状としては発熱、全身倦怠感、頭痛で、少し遅れて痰の出ない咳が出始めます。
熱が下がっても、咳が3~4週間続き、段々痰のからむ咳になってくるそうです。
多くの人は気管支炎ですみますが、一部の人が肺炎になってしまいます。

本来は晩秋~春にかけて流行する感染症ですが、
今年の7月末~8月頭は過去5年間の同時期と比較して、かなり多い報告数でした。
だからテレビによく出ていたのでしょうか??
現在はかなり多いというわけではないようですが、
冬に向けて、順調に感染者数は増えていっているようです。

治療としては、抗菌薬(抗生物質)です。
細菌ですが、細菌壁で覆われていないので、一番よく処方される種類の抗菌薬が効かず、
マイコプラズマ感染症には効くはずの抗菌薬にも、効かない細菌(耐性菌)が出てきているようです。
(薬に対抗するために、細菌が進化するのは、マイコプラズマ感染症に限った話ではありませんが。)

そこで大事なのが予防ですが、
マイコプラズマ肺炎の予防といっても、
これをしておけばOK!!というものはありません。

咳やくしゃみなどの飛沫感染や、手からの接触感染で移るので、
大事なことは、日々の手洗い・うがい、咳エチケット、体調管理です。
予防法は風邪やインフルエンザと同じですね!

11月に入り、インフルエンザも過去5年間の同時期と比べ、
かなり多くなっているようですので、予防して損はありません!

体調に異変を感じたら、まずは安静と休養。
身体の声を聴くこと!無理しないこと!

年末に向けて、休日出勤が重なりお忙しい方もいらっしゃると思います。
貴重なお休みは、しっかり休養にあててくださいね。

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