記憶力の低下~これって認知症?~
- 2017年09月22日
- 健康管理(倉)
こんにちは、保健師の倉です。
先週の3連休は胃腸がやられ、ほぼ引きこもりでした…。
胃腸炎なのか寝冷えなのか分かりませんが、
お手洗いへの往復に関節痛もひどくて、大好きなマンガも楽しめず…。
それ以降、冬を先取りし、毛布に長袖パジャマ生活です☆
記憶力のお話の最終回として、認知症についてあげたいと思います。
認知症とは
「脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などに障害が起こり
普通の社会生活が送れなくなった状態」です。
ひどいもの忘れや記憶力の低下=認知症ではありません。
原因となる疾患は、アルツハイマー病やレビー小体病、脳疾患、甲状腺疾患など、様々です。
なかでも最も多いアルツハイマー型認知症は、
脳に貯まったアミロイドβ蛋白が神経細胞に悪さをすることで起こります。
アミロイドβ蛋白(覚える必要はないですよ)は
80歳でアルツハイマー型認知症になる方の場合、
40代から貯まり始めるといわれています。
A:アルツハイマー型認知症の心配なし
B:アルツハイマー病認知症の心配あり と分けるとすると、
・体験したことの
A:一部を忘れる B:すべてを忘れる
・日課を
A:こなしている B:こなせない
・もの忘れの内容
A:ヒントで思い出せる B:ヒントでも思い出せない
A:人・物の名前など一般的 B:本人の重要な体験や経験
・もの忘れの自覚
A:あり B:なし・認めない
・まわりからみた違和感
A:少ない B:大きい
「記憶力が落ちてきた」と自覚できているのであれば、
アルツハイマー型認知症の心配は少ないのではないでしょうか。
予防法はこれ!といったものがないようです。
基本的ですが、魚・野菜中心の食生活、十分な睡眠、運動をお勧めします!
では、皆様よい週末をお過ごしください。