血圧と喫煙
- 2018年02月20日
- 健康管理
こんにちは。保健師の宮本です。
今回は、血圧と喫煙の関係についてです。
血圧は喫煙直後にはどうなるかご存知ですか。
喫煙する方にとっては喫煙行動は息抜き、ストレス解消だと言われますが、実は血管にとってはとてもストレスがかかっている状態です。
喫煙後、血圧は上昇しています。
タバコを吸っても、血圧が上がったと感じる方はいないと思いますが、実は体の中での負担はかなりの状況のようです。
ではなぜ喫煙直後に血圧が上がるのでしょうか。
タバコには、4,000種類以上の化学物質が含まれています。血圧に影響を与える物質がニコチンです。
ニコチンが交感神経系を刺激するために、血圧が上がり、脈拍も増えます。
喫煙後の1分間の脈拍は15~25増加し、最高血圧で3~10mmHg、最低血圧で5~10mmHg上昇するといわれています。
ちなみにニコチンによる、血圧上昇作用は20分程度で正常に戻るといわれています。
1日に20本タバコを吸う人は、この血圧変動を20回繰り返しています。
血管に負荷がかかり続けると動脈硬化の原因になります。
身体のためにはもちろん禁煙が一番ですが、本数を減らして血管へ負担をかけないようにしてみませんか。