服部産業医事務所の活動

安全帯はお守りではない

高所作業では墜落制止用器具、いわゆる安全帯の着用が必須なのはいうまでもないですが、着用していれば大丈夫だと考えるのは禁物です。といいますのも安全帯は、そのロープを構造物にかけていればこそ、いざという時に我々の命を守ってくれるわけであり、安全帯を身に着けていれば大丈夫だと思い込むのは非常に危険なことです。実際に安全帯を着用していたにもかかわらず、ロープを外した一瞬のすきに墜落するといった痛ましい事故はしばしば耳にします。その他の保護具もしかり、安全帯や保護具は正しく使ってこそ我々の命を守ってくれるものです。お守りのように身につけていれば安心、大丈夫だという考え方は捨て去る必要があります。

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