健康診断受診前の注意点
- 2017年02月24日
- 健康管理(倉)
こんにちは、保健師の倉です。
日が差していますが、空は霞んでいますね。
今朝は窓を開けた瞬間から、くしゃみが一時止まりませんでした。
そろそろ次年度の健康診断に向けて、準備が進んでいる頃でしょうか。
時期を決め、一斉に健診を行う会社の健康診断は、やはり春が多いようです。
健康診断のスケジュール調整は、本当に大変ですよね!
私は、皆さまの健康診断結果を拝見し、保健指導の対象者を選ぶのですが、
1番判断に困るのが、血圧と血液検査です。
血圧で困るのは、脈拍数が併記されていないこと。
血圧が、緊張でドキドキして高いのか、普段から高いのか判断できません。
保健指導の際に測ってみると、基準値内ということもよくあります。
血液検査で困るのは、食後の場合。
血糖値や中性脂肪の値など、正確な値を得ることができません。
「食後だから…」と再検査せず放置し、実際本当に高いこともあります。
胃透視や胃内視鏡検査は絶食でないと検査ができませんが、
採血は食事を摂っても血を抜けるため、
「ま、いっか」となってしまうのでしょうか…。
血圧は脈が落ち着くまで、何度か測り直してくださいね。
機械ではなく、水銀血圧計で測ってもらうのもお勧めです。
健診前は時間に余裕を持って、焦らずに。
タバコは控えましょう。
どうしても健診施設では血圧が高くなるかたは、
日々血圧の記録をつけ、御提出ください。
血液検査があるときは、絶食をお願いします。
ど忘れして、食事やジュースを飲んでしまったときは、
採血を後回しにするか、日にち変更が可能な場合は、別日にお願いします。
社内健診担当の方には、健診の開始時間も考慮して頂けると幸いです。
春の健診がある皆さま!そろそろ体重・ウエスト絞ってくださいね。
では、よい週末をお過ごしください。