病名の変更
- 2023年07月14日
- 未分類
DSM(精神障害の診断・統計マニュアル)という
アメリカ精神医学会が出版している
精神疾患の診断基準・診断分類があるのですが
6月に最新版の「DSM-5-TR」日本版が
発売されました。
日本精神神経学会が翻訳しており
病名や用語を決める際の基本方針が
いくつか示されていますが
これまで「障害」と訳されていたものを
原則として「症」と訳すと示されています。
双極性障害が双極症、
適応障害が適応反応症、
境界性パーソナリティ障害が
ボーダーラインパーソナリティ症など。
他にも過食性障害がむちゃ食い症など…。
より分かりやすく、
患者の理解や納得を得やすい病名にする意図があるようです。
病名が変わっても
個人の病態が変わるわけではないので
看護職としては変更後も大きな影響は無い気がします。
従業員の診断書の精神疾患名を見る機会のある方は
頭の隅に置いていてください。
見慣れた病名と違うけどこのことか!!と
ご納得いただけるかと。