服部産業医事務所の活動

救急箱の整理、していますか?

こんにちは、保健師の山本です。
台風15号が九州上陸をし、昨日はJR等で様々な影響が出ましたが皆さんいかがでしたか?

さて、本日は工場や事務所に置いてある救急箱についてお話ししたいと思います。
最近では救急箱自体を設置してないところもあるようですが、皆さんの会社では救急箱の管理をどのようにしていますか?
いわゆる『置き薬(配置薬)』のように、定期的に業者がチェックに来社していればいいのですが、そうでない会社もあると思います。
皆さんの会社ではきちんと救急箱の管理ができているか、これを機に確認して見て下さい。

1.薬はいつまでも使えるのか
風邪を引いた時、お腹が痛い時、目が痒くなった時、 以前に処方された薬や市販薬を服用することもあるかと思います。
そんな時、薬の使用期限について考えたことはありますか。

実は食品ほどではないにしても、薬も湿度や温度、光の影響を受けて時間とともに劣化し品質の保持ができなくなることはご存知ですか。
物によっては化学反応により体にとって有害となったり、 体に影響のない場合でも十分な効果が得られなくなったりすることがあります。

販薬の一般的な使用期限は製造から3年が目安とされており(未開封の状態において)、 3年未満で品質や効果が変化してしまうものに対しては外箱に使用期限を明記するように法律で定められています。
3年以上品質が保持されるものに対しては使用期限を明記する義務はないですが、現在では使用期限を明記してあるものが多くなっています。
錠剤や個包装されている散剤は、外箱を開けてしまった後でも比較的外部の影響を受けにくいため、外箱に記載されている使用期限までは使用できると考えて大丈夫です。

外箱に入っているとかさばるため、ついつい中身だけ取り出して保管してしまいがちですが、外箱ごと保管するか錠剤であればシートに使用期限や処方された日を書くなど工夫して保管するといいでしょう。

2.使用期限が短い薬
一般的な使用期限は3年ですが、中には例外もあります。

錠剤や散剤ではない点眼薬や子供の風邪薬などに多いシロップ類は、どのくらいまで使用していいのでしょうか?
目薬やシロップ類は一度開封すると空気に触れてしまいますし、さらに点眼薬は上手に滴下できないと容器が直接眼に触れてしまうこともあるため雑菌が入りやすいという特徴があります。

冷蔵庫に入れておけば大丈夫だろうと安易に考えず、点眼薬やシロップ類は開封後約1〜2ヶ月程度で使い切るようにするのが安全です。

いかがでしたか?
ついもったいないと思ったり、食品じゃないから大丈夫だろうと思いがちですが、薬にも使用期限があることを忘れず、正しく服用するようにしましょう。
また、1年に1回程度は救急箱の中身を確認し、使用期限をチェックして期限切れのものがないか確認するようにしましょう。

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