紫外線対策に効く栄養素
- 2015年08月05日
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おはようございます、保健師の山本です。
九州北部も無事に梅雨明けしましたね。
北九州の夏イベントも、大きい物は関門の花火大会だけとなりました。
暑い夏本番ですが、熱中症や脱水に注意してくださいね。
さて本日は、女性の皆さんは特に興味があるかと思います。
紫外線は例年、5~9月にかけて多くなりますので、特に肌の露出が増える夏は、要注意。
日傘やクリームで紫外線対策をしていても、塗りむらがあり、思ったより日差しが強くて日に焼けてしまった、というケースもあります。
毎日の日傘やクリームなどの紫外線ケアはとても大切ですが、ボディのすべてをまんべんなくカバーできているわけではありません。
そこで今回は、食べる紫外線対策となる栄養素についてご紹介したいと思います。
1.紫外線予防にいいビタミン
昨今では、直接に肌にあたるだけでなく、眼球から入る紫外線も、日焼けに関与することがわかってきました。
そのため摂取することで体の内側から肌を少しでも日焼けしにくくする紫外線予防が期待されています。
紫外線を防ぐ働きをする栄養素は、よく知られているのが、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEです。
それに、トマトなど色の濃い緑黄色野菜に含まれるカロテノイドと呼ばれる色素成分も良いと言われています。
その仕組みは、まず紫外線が肌に当たると、肌から炎症を起こす物質がでます。
これが日焼けになり、放っておけばシミ・クスミになるのですが、これらの栄養素の摂取でその炎症を起こす物質が比較的抑えられます。
2.紫外線予防におすすめの栄養素
中でも、ニンジンのベータカロテンやトマトのリコピンの仲間であるクチナシやサフランに含まれる天然の色素「クロセチン」も紫外線予防にはおすすめの栄養素です。
古来より 利用されていたクロセチンは、長年の研究から、「錆びないカラダづくりには欠かせない『抗酸化力』に優れていたことがわかってきた」といいます。
クロセチンはほかのものより効果がでるまでが早いのが特徴の1つです。
クロセチンと同じような働きをするトマトのリコピンの場合、トマトジュースで紫外線の対策をするなら、一週間以上飲みつづける必要があります。
ところが、クロセチンは分子が小さく、摂取して4時間後には血中に溶け込んで入り込みます。
その場合、急な用事でも朝に摂取すれば、その日の昼には、紫外線ケアをしていることになります。
ただ、身の回りのもので紫外線対策ができるほど摂取するには、仮にクロセチンの場合であれば、中華麺の色付けに使われていますが、冷やし中華でいえば、毎日60杯程度は食べなければいけません。
クロセチンに限らず、紫外線対策の栄養素は、基本的に、サプリメントでとると効率よく摂取できます。
紫外線は、夏だけでなく一年中でているもの。
女性にとって紫外線対策は、デイリーケアの時代と言っても過言ではありません。
「飲む日焼け止め」も通販サイトなんかで見かけますし、日ごろから栄養素を意識した紫外線対策もやってみてはいかがでしょうか。