服部産業医事務所の活動

10月1日~7日は労働衛生週間です

皆さんこんにちは、保健師の山本です。

今日から10月になりましたね。
タイトルのとおり、今日から7日までは第65回労働衛生週間です。
労働衛生週間にちなんで、今月は衛生講話等を実施されるところも多いのではないでしょうか。
ちなみに私は、昨日1日早い労働衛生週間にちなんだ講話を行ってきました。
40人以上の方にお忙しい中出席していただき、何か1つでも印象に残っていればと思っています。

労働衛生週間にちなみ、3回に分けて法的に見た長時間労働についてお話ししたいと思います。
第1回目の今回は、長時間労働に関する法律と長時間労働が体に及ぼす影響についてです。

●長時間労働に関する法律
長時間労働に関する法律は、次のようなものがあります。
☆労働時間の上限(労働基準法第32条第1項)
使用者は、労働者に、休憩時間を除き1日8時間、1週40時間を超えて  労働させてはならない。
※週5.5日以上の勤務の場合、1日8時間以内でも週40時間を超えてしまうた  め、超えた分は時間外、または休日労働時間として計算する必要があり  ます。
*36協定で45時間を超える残業が可能となっていても、45時間を超えない  ものにしなければなりません。

●長時間労働が健康に及ぼす影響
長時間労働は、労働の負荷を大きくするだけでなく、睡眠・休養時間、家庭生活・余暇時間の不足を引き起こして、疲労を蓄積させます。一方、長時間労働の背景には、高い仕事の成果要求(業務量が多い、質的に高度な仕事)が存在することが多く、この存在は精神的負担、仕事密度の増加をもたらして、疲労の蓄積のもう一つの原因になります。
長時間労働による疾病の発症を示す一つの根拠として、Liu らによる長時間労働と心筋梗塞に関する研究結果があります。過去1 ヶ月間の週労働時間が61 時間以上(月時間外に換算すると約80 時間以上)では、週労働40 時間以下(月時間外に換算すると0 時間)に比べて心筋梗塞リスクが1.9 倍でした。また、その研究によると、過去1 年間の勤務日の睡眠時間が1 日5 時間以下では、6 ~8 時間に比べて心筋梗塞リスクが2.5 倍でした。

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