現場を歩く体力
- 2012年05月30日
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産業医として工場や建設現場などには職場巡視で頻繁に行っていますが、現場を歩くための体力とその他のことに必要な体力とは別物のような気がします。今よりも体力があったはずの若い頃、それも産業医として駆け出しだった20代の頃は現場から帰ってくると結構疲れてぐったりしていた記憶があります。今考えますと、その頃は現場を歩くことに慣れていませんでしたので、体力を余計に消耗していたのだと思います。それに比べ今は年は取ったものの、1日に数か所現場を回っても夕方に運動をする体力は残されています。そうした意味で現場を歩く体力は若い頃よりも今の方があると思います。しかしそうはいってもそのうち基礎体力は当然落ちてきますので、そうなりますと現場を安全に歩けなくなってきます。私としてはその時が産業医として引退すべき時期と考えています。