服部産業医事務所の活動

薄着の季節の前にダイエット講座~こんなダイエットはどうですか編~

おはようございます、保健師の山本です。
ダイエット講座第4回目は、いつもは「我慢」を強いるダイエットにもこんな方法がありますよ、という提案です。
ダイエットにも色々種類があり、何が自分にぴったり合うかは実践してみないとわかりません。
合うダイエットを組み合わせて、自分オリジナルのダイエットを探してみてはいかがでしょうか。

1.頑張っているのに痩せない理由
「○㎏やせるまでは、飲み会も大好きなスイーツも封印」
「食事を抜いたり、低カロリーのダイエット用食品ばかり食べる」
ダイエットに取り組む人がとりがちなこんな行動ですが、実はダイエットに逆効果になっているという報告があります。

最も問題なのは、我慢によって生じる「我慢ストレス」。ストレスに対抗するために分泌されるホルモンが、食欲を増したり、血糖値を上げるといった方向に作用すると言われています。
さらに、大脳が「飢餓(きが)状態にある」と勘違いすることで、“生命の危機”を乗り切るため、代謝を落として余分なエネルギーを作らないようにしたり、摂った栄養素を残さず吸収するようになることから、事態がさらに悪化します。

2.今までのダイエットの常識が変わる⁉
逆に、我慢ストレスをなくせば、それだけでやせる人も。
肥満や高脂血症などの症状を持つ45歳以上の191人の女性を対象に8年にわたって行った研究で、食事制限と有酸素運動を組み合わせた従来型の肥満治療と、1日1回は食べたいものを好きなだけ食べ、運動も強制しないという「快食療法」を比較したところ、快食療法を実施したグループの方が体重の減り幅が大きかったという結果がでており、食べたいものを自由に食べさせるほうがやせることを証明しました(日本産科婦人科学会雑誌第51巻第11号別刷より)。

3.我慢しないダイエット、その方法
「心から食べたいもの」は、その時の自分に足りない栄養素を含む、本当に必要なもの。しかし心から食べたいものがわからない「食欲がゆがんだ状態」だと、不足しているものもわからないため、いつも栄養不足ということに。だから代謝も上がらない、過食にもつながりやすいことになり、「我慢しているのにやせない」のは、当然の結果なのです。
「心から食べたいもの」を我慢しないダイエットの方法は、次の通りです。

①ダイエットのために我慢している食べ物を書き出す
例えば「ハー〇ン〇ッツのストロベリーアイス」のように、具体的に食べたいものがある場合はそのまま書き出します。途中で思い出したものもどんどん追加しましょう。

⓶我慢せずにおいしく食べる
書き出したものを、食事やおやつのメニューとして積極的に取り入れ、我慢せずに食べましょう。我慢することによって膨れ上がった、食べ物への過大な期待や執着心などを消し去ることが目的ですので、よく味わい、おいしく楽しく食べます。なお、書き出したメモには食べた感想も具体的に記入します。

③食べたものをリストから削除する
食べたことで満足し、「当分食べなくてもいい」と思うなら線を引いてリストから消しましょう。ただし、「すぐにでもまた食べたい」と思うものは線を引かず、☆印などわかりやすい印をつけておきましょう。

夢のようなダイエット、どうでしょうか。
ただし、この方法では太っていく一方になる方もいらっしゃるかと思いますので、自分に合ったダイエット方法か慎重に吟味したうえで行ってください。

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