地震災害危機管理体制の構築
- 2012年03月12日
- 活動報告
東日本大震災から1年たちました。北九州は元々地震が少ない地域ですが、さすがに震災発生後は地震が発生した際の危機管理体制や社員の安否確認体制の構築に取り組む企業が現われてきました。ある事業場で、北九州の洞海湾は海が陸地の奥深くまで入り込んだ形になっているので、4mを超えるような津波は来ないという話を聞いたことがあります。多分4mというのは計算上想定される数字だと思われますが、昨年の震災では想定外の津波が来たわけですから、こうした前提で物事を考えてはいけないのかもしれません。しかしながら地震が少ない地域では真剣な議論はなかなか難しそうです。ちなみにわが国最初の官営製鉄所(八幡製鉄所)の建設地としてこの地域が選ばれた理由の1つに地震が少ないということもあったようです。