服部産業医事務所の活動

正月太りを解消しよう

あけましておめでとうございます、保健師の山本です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2016年が始まりましたが、皆さん休み前と比べてちょっと気になるところはありませんか?
そう、いわゆる「正月太り」です。
今日は正月太り解消法についてお話ししたいと思います。

1.正月太りの原因
ある調査によると、年末年始で体重が増える人は約70%、そのうち約50%は2kg増えるそうです。
その第一の原因は、食べたり飲んだりする機会が増えること。
特に旧友や親せきがそろって食べる会食は食べる時間が長くなり、自然に食べる量が普段よりも多くなります。
会食後にお腹いっぱいで苦し…なんて経験は大半の人がしたことがあると思います。
また、冬は味の濃いもの、こってりしたものをおいしく感じることも摂取カロリーオーバーの原因につながります。
さらに、寒さのために運動量が減って消費カロリーが減ることや、体が冷えることで血液やリンパの流れが悪くなることも、正月太りを加速します。

2.落ちやすい脂肪と落ちにくい脂肪
脂肪はつきたてのうちは落ちやすく、時間が経つほど落ちにくくなるということをご存知ですか?
というのも、ついてすぐの脂肪は皮膚のすぐ下につき、水分が多くて柔らかいので、筋肉が動くとすぐに分解されて血中脂肪となって血管から排出されます。
一方、ついてから時間の経った脂肪は水分が少ないので固く、霜降り肉のように筋肉と脂肪が絡み合っているため、筋肉が動いても脂肪はビクともしません。
そのため、根雪のようになかなか溶けず、落とすのに時間がかかるのです。
つまり、正月太りへの対処は早ければ早いほど効果的ということ。
始めるならまさに「今でしょ!」です。

3.正月太り解消法
正月太りを解消するには、『食べ過ぎ、動かな過ぎ、冷え過ぎ』の「3過ぎ」をやめることが大切です。

➀食べすぎ対策
アルコール、甘いもの、油の3つに注意。たんぱく質のおかずや野菜を減らすと代謝が落ちるので、夕食だけ炭水化物をやめたり、半分にするなど、主食で調節しましょう。

⓶動かなすぎ対策
週に3日は意識して長く歩く日を作りましょう。また、寒いからといって厚着をしすぎると動きにくくなるので厚着にならないように衣服を調節し、暖房を少し低めの温度に設定して寒いと感じたら体を動かすようにしてみるのも有効です。

➂冷えすぎ対策
大きな血管がある首の周り、二の腕の後ろ、ひざ裏は冷えやすいので、冷やさないように注意しましょう。温かい食べ物を摂る、お風呂にゆっくりつかるなど、体の中から温める工夫も大切です。

きちんと取り組めば、先にお話した通りつきたての脂肪なので短期集中でスッキリ落とせるはず。
ただし途中で怠けると、体が元に戻ろうとする働きでリバウンドすることもあるので、10日間だけは連続して続けることが大切です。
また、体重だけを見ていると脂肪の変化がわかりにくいので、ピッタリしたパンツでヤセ具合を確認するとより効果的。
例えば、体重が増えてもパンツがゆるくなれば、筋肉がついた証拠なのでOK。
ヤル気を継続するためにも、体重とピタピタパンツのダブルチェックをしましょう。
現在私も絶賛正月太り解消に努めています。
一緒に頑張って脂肪をスッキリ落としましょう。

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